石狩市望来浜で海岸漂着物調査を実施しました

お知らせ

2023.10.23
その他

石狩市望来浜で海岸漂着物調査を実施しました

10月12日(木)に、石狩市の望来浜にて、海岸漂着物調査を行いました。

この取り組みは石狩市と北海道博物館、当社の共催で行われ、当社従業員や地域の方々が海岸漂着物から自然の多様性を理解し知識を深められる機会を創出するほか、調査データを蓄積し学術研究などに活かしていくことを目的としています。

当社社員22名の他、北海道博物館より5名、石狩市より2名が参加。
海岸に漂着する自然物・人工物について北海道博物館の学芸員の方より詳しく解説いただいた後、早速砂浜に出て海岸漂着物調査を開始!

調査では、砂浜の縦30m×横50mの範囲内を5区画(1区画4名ごと)に分け、海洋ゴミの他、貝殻などの自然物も拾い、それらを細かく分類してどれだけの量があるかを区画ごとで記録していきます。

調査の結果、自然物では、ムラサキイガイ、マガキを主体とする貝類が10種程度確認された他、稀にメノウ(鉱物)も確認されました。
人工物では、プラスチックが最も多く、次いで発泡スチロール、ガラス・陶器が確認されました。
プラスチック製品に着目すると、個数・重量共に80%以上が陸域(日常生活系)由来であり、残りの20%は漁具ということが判明し、改めてプラスチック製品のリサイクルやリサイクル推進活動の大切さを実感しました。

自然の多様性への理解と知識を深めていくことを目的としているこの取り組みは、将来的には地域の皆さまにも参加していただける活動となるよう検討しておりますので、来年以降の活動にもご注目ください!