サスティナビリティへの取り組み
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日本のコカ・コーラシステムは、2030年までに日本国内のバリューチェーン全体における温室効果ガスの排出量を工場やオフィスのエネルギー使用に起因する排出量を示す「スコープ1と2」では50%、事業活動に伴うその他の原料の加工、自動販売機などの排出量を示す「スコープ3」では30%(いずれも2015年比)削減する目標を策定しています。
2022年4月に竣工したグループ会社 幸楽輸送(株)の本社において、ZEB Ready認証を取得しました。これは標準的な建物の基準と比べて年間の一次エネルギー(化石燃料など)使用量を50%以上削減できる機能を備えた建物への認証です。
札幌東事業所(2017年竣工)は、LED証明や自然光設備の導入により照明電力の削減に取り組んでいます。また所内で太陽光や風力による発電も行い、温室効果ガス排出の削減に努めています。
「ピークシフト自販機」は、冷却のための電力を日中に使用しない、超省エネ型自動販売機です。冷却の電力使用を比較的電力に余裕のある夜にシフトしています。夜間に冷却し、日中は冷却を停止したままで最長16時間冷たい製品を販売でき、日中の消費電力を最大約95%削減できます。
2023年7月に、北海道電力(株)、(株)アークが共同で出資・運営する合同会社「HARE晴れ(はればれ)」と、太陽光発電によるオフサイトPPA(Power Purchase Agreement・電力販売契約モデル)に関する契約を結びました。北海道電力を通じて「HARE晴れ」の太陽光発電所(千歳市)が発電する再エネ電力年間約1,300MWhを調達します。これによって、従来比で年間約700トンのCO₂削減(札幌工場の製品約1,600万本分製造する際に排出されるCO₂に相当)を実現します。