水資源の保護

サステナビリティへの取り組み

カテゴリ:

環境

水資源の保護

水資源保護活動の推進

当社は貴重な水資源を利用して事業活動を行う企業として、製品に使用した量と同等の水を自然に還元する取り組みを進めています。そのための指針として、製造過程での水使用量の削減「リデュース(Reduce)」、製造過程で使用する水の循環「リサイクル(Recycle)」、地域の水源涵養「リプレニッシュ(Replenish)」と、3つの「R」を掲げています。
また、当社が使用する水は、「製造に使用する水」と「製品になる水」の大きく二つに分けられ、「製造に使用する水」である洗浄水や冷却水の一部は、使用量を削減したり、再利用を行い最終的に適正な処理をした上で自然に還されます。「製品になる水」は、植樹などの森づくり活動を通じて水源の涵養能力を高めることで、自然への還元を図っています。

水使用量の削減(Reduce)

札幌工場では「ラグーン処理方式」と呼ばれる専用施設で排水を処理し、国の排水基準を遵守しています。これは微生物の自己浄化サイクルを利用した、余剰汚泥の発生量が少ない排水処理システムです。

             ラグーンの様子

水の再利用(Recycle)

札幌工場では2012年より、PETボトル製品の製造ラインで、エレクトロン・ビーム(電子線)によるPETボトルの殺菌を行っています。これにより従来の殺菌に比べて水の使用量を大幅に減らすことに成功しました。

          エレクトロンビーム発生装置

水源域での森づくり活動(Replenish)

札幌工場で使用している地下水の水源が札幌市清田区の白旗山であることから、2011年に札幌市と「環境事業に関する協定」を締結し、これに基づき白旗山の森づくりを進めています。豊富な地下水を育む水源の涵養能力を高めることは、かけがえのない「水」を利用してビジネスを行う企業としての責任と考え、継続的に取り組んでいます。

北海道e-水プロジェクト

2010年に立ち上がった「北海道e-水プロジェクト」は、その前年に北海道と当社と間で締結された「環境保全に関するパートナーシップ協定」に基づき、北海道の豊かで美しい「水」を中心とした自然環境を守り、次世代へと引き継いでいくことを目的としたプロジェクトです。
当社は、「い・ろ・は・す天然水 540㎖PET」の売上の一部を(公財)北海道環境財団に寄付し、道内各地で水辺の環境保全活動に取り組む団体および流域ネットワークの活動を支援する役割を担います。北海道、(公財)北海道環境財団、そして当社の三者協働で取り組まれているこのユニークな事業は2024年で15年目を迎え、これまでの累計寄付額は174,791,538円にのぼります。
また、2024年度より次代を担う若者世代を対象とした「次世代コース」の新設に加えて、同年4月より本プロジェクトのアンバサダーに、北海道を応援するキャラクターである「雪ミク」を起用しています。

北海道e-水プロジェクトアンバサダー「雪ミク」

■北海道e-水プロジェクトの公式HPはこちら(外部サイトに移動します)