環境配慮〜安全・安心な製品をお届けするために
水資源保全の取り組み
自然にやさしい排水処理システム
札幌工場では国の排水基準を順守し、「ラグーン処理方式」と呼ばれる専用施設で排水を処理しています。
微生物の自己浄化サイクルを利用することで、余剰汚泥の発生量を抑えることが可能です。
水使用料の削減
札幌工場では容器の洗浄水、製品の殺菌工程からの回収水や冷却水などを循環利用し、約2,400m³/日(20時間稼働時)の節水を実現しています。
新マルチPETボトルラインでは、従来より小規模の調合設備が実現出来ており、設備の洗浄などにかかるエネルギーや水の使用量の削減が出来ます。
リユース、リサイクルの推進
ゼロエミッションの達成(リサイクル)
札幌工場では、2000年より廃棄物すべてをリサイクルする「ゼロエミッション」活動に取り組み、2001年より目標を100%達成を実現しています。
工場廃棄物排出量
工場廃棄物排出量(単位:t)
|
2008年 |
2009年 |
2010年 |
コーヒーかす・茶かす |
3,334 |
3,119 |
3,337 |
紙類 |
217 |
166 |
174 |
プラスチック類 |
116 |
136 |
125 |
金属類 |
95 |
92 |
98 |
汚泥 |
25 |
25 |
14 |
ガラス類 |
10 |
8 |
8 |
一般廃棄物 他 |
2 |
1 |
1 |
合計 |
3,799 |
3,546 |
3,758 |
※四捨五入のため、合計が合わない場合があります。
自動販売機の有効活用(リユース、リサイクル)
使用可能な自動販売機は、設置場所から札幌工場に戻った後、整備されて再使用されます。
また、廃棄自動販売機は構成部品の約90%がリサイクルされ、リサイクルが出来ない部品については埋立て、焼却などにより処理されています。また、廃棄自動販売機のフロンは北海道コカ・コーラグループにて回収し、適正な処理を実施しています。
フロン回収・破壊量
フロン回収・破壊量(単位:kg)
|
2008年 |
2009年 |
2010年 |
フロン回収・破壊量 |
1,532 |
1,102 |
780 |
空容器回収ボックスの設置とリサイクルの推進(リデュース、リサイクル)
自動販売機横に空容器回収ボックスを設置し、回収した空容器は材質別に再度資源として有効活用されます。なお、空容器回収ボックスは再生プラスチックを使用しています。
国内の容器別リサイクル率
国内の容器別リサイクル率(2009年度)
アルミ缶 |
93.4% |
アルミ缶リサイクル協会 |
スチール缶 |
89.1% |
スチール缶リサイクル協会 |
PETボトル(回収率) |
77.5% |
PETボトルリサイクル推進協議会 |
ガラスびん(カレット使用率) |
74.2% |
ガラスびんリサイクル促進協議会 |
環境配慮型の自動販売機の導入
電力消費を抑える「環境配慮型自動販売機」を積極導入しています。2020年までには、全道の当社全ての自動販売機をノンフロン型へ切り替える予定です。
ノンフロンヒートポンプ自動販売機
- 蛍光灯自動調光
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自動販売機の蛍光灯照明を、周囲の明るさやタイマーによって調整することで、消費電力の低減に努めます。24時間消灯することも可能です。
- ノンフロン
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環境と共存していくため、自動販売機で飲料を冷やすための冷媒にノンフロン冷媒を積極的に使用しています。
コカ・コーラシステムでは2020年までに日本国内に設置された全ての自動販売機をノンフロン化する計画です。
- ヒートポンプ
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商品の冷却時に発生する排熱を、ホット商品の加温に利用します。
- ピークカット
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電力使用がピークとなる夏の午後(午後1時〜4時)に冷却運転をストップする機能です。
この時間帯の冷却は午前中に庫内を冷却することで補い、電力使用を抑制します。
- 学習省エネ機能
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内臓コンピューターが販売データを分析します。時間別、売れ行き別などの販売傾向を学習し、状況に応じて適切に電力を使用する機能です。
- 断熱材
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機密性+断熱性に優れた保温効果の高い真空断熱材を使用。